2024年10月1日火曜日

家庭の守護神アシダカグモ

こんばんは、こうちゃんです。

なかなか知られざる生態を持つ、
通称アシダカ軍曹などと呼ばれるアシダカグモの豆知識です。


アシダカグモ(脚高蜘蛛、学名:Heteropoda venatoria)は、アシダカグモ科に属するクモの一種。
人家に棲息する大型のクモとしてよく知られている。徘徊性で、網を張らず、歩き回って獲物を捕らえる。
ゴキブリなど家の中の衛生害虫を食べる天敵としては益虫かつ姿を苦手とする人にとっては不快害虫でもある。
体長は雌で20-30mm、雄では10-25mmに達し、全長(足まで入れた長さ)は約100mm-130mmで、足を広げた大きさはCD1枚分くらい。オスはメスより少し体が小さく、やや細身で、それに触肢の先がふくらんでいる。

アシダカグモ科のクモには大型のものが多く、人間の注目を引きつけることが多かった。そのために恐れられ、時には毒蜘蛛と呼ばれることもあったが、実際に医学上の重要性を持つ種はいない。

徘徊性で、網は張らず、また巣穴も作らないのが普通であるが、砂漠の種などには巣穴を掘る例もある。多くのものは昼間は樹皮下などの物陰に隠れ、夜間に得物を狩る。やや扁平な体格は、このような生息環境に適したものである。大型なだけに、獲物にはトカゲなどの小型脊椎動物までが含まれる。

アシダカグモは家の中で見られてよく知られるが、類似の野外生のものは多く、森林の林床などにもいるが、洞穴などを住みかとするものもいる。

大型の種は人目を引き、多くの場合に恐れられる。タランチュラの名は、ある時期にはアシダカグモ類の呼び名であった。特にバナナの輸送の際に混入して発見され、その大きさと姿から恐れられた。しかし実際には危険な毒を持つものは知られていない。

一般のクモ類と同様にその顎には毒腺があるが、その毒は人間に強い影響を与えるものではない。人間の生活域に出現するものも多く、接触する場面もあるから、実際に噛みつかれることもあり、その際には体格が大きいだけにそれなりの痛みはある。が、それ以上の咬傷に発展することは知られていない。

むしろ、人家に生息するものはゴキブリなどの重要な天敵として大きな役割を担っていると考えられ、その意味では益虫である。



家庭でもっとも嫌われている害虫ゴキブリを食べてくれるよき虫なのに、その風貌が怖すぎるため、自身も嫌われてしまうという切ない生き物です。
なお、色々あったかエピソードもあり、

・人家内外に住むゴキブリやハエなどの衛生害虫や、小さなネズミなどを捕食してくれる益虫である。
・捕食中に他の獲物を見つけると、先の獲物をさし置いて新しい獲物を捕食しようとする習性があり、短時間に多数の害虫を捕らえる能力を持つ。
・アシダカグモが2・3匹いる家ではゴキブリは半年で全滅するという。
・家に定住して繁殖することは少なく、家から家へ移って餌を求める、移動の習性が強い蜘蛛である。

ゴキブリがイヤだからといって、わざわざ探してきて飼ってくれ、というほどのものではないですが(むしろクモの方がイヤな人もいるでしょうし)、
もし家でこのクモを見かけても、そっとしておいてください、くらいのものです。




おまけ

・ゴキ駆除用に、猫や犬と一緒に飼えば(?)完璧だ、とか思ってはいけない。
所詮蜘蛛なので、猫も彼を見れば容赦なく手を出す。そして成すすべなく狩られる。


なかなか興味深いクモです。
そしてネット上では、いつもアシダカ軍曹などと呼ばれ、人気のクモです。


こうちゃん